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カブトムシKabutomushi

Featureカブトムシの特徴

カブトムシは、大きな体と角のある頭部と胸部が特徴的な昆虫です。
メスよりもオスの方が大きく、発達した角を持っています。

外国産のカブトムシを含めると、5センチメートル未満の小さなカブトムシから15センチメートルを超える大きなカブトムシまで幅広く存在しており、中には成虫になるのに3〜4年程かかる種類もいます。

飼育環境の準備Breeding environment

STEP01

ケースや容器

カブトムシを飼育するためのケースや容器を準備しましょう。
ケースは透明で、カブトムシの活動を観察できるものがオススメです。

※ケース内でのコバエの繁殖が気になる場合はコバエシャッターなどのコバエが侵入しづらいケースがオススメです。

STEP02

昆虫飼育用マット(土)

マット(土)には幼虫用と成虫用のものがあります。幼虫には必ずカブトムシ幼虫用をご使用ください。
成虫にはどちらも使用可能です。カブトムシが潜って隠れたり、ケース内の湿度を保つ為に必要です。

STEP03

昆虫ゼリー・エサ台
(成虫のみ)

成虫飼育の場合、必ず必要なのが昆虫ゼリー(エサ)です。
またゼリーが食べやすいようにゼリーを入れるためのエサ台があると便利です。
エサ台は昆虫の隠れ場所にもなります。

STEP04

転倒防止材
(成虫のみ)

昆虫が転んでしまった際に起き上がる手助けになります。
捕まる場所がないと起き上がれずに昆虫が弱ってしましいます。

幼虫飼育手順Breeding procedure

  • STEP 01

    ケースの準備

    ケースを用意し、ケースの高さの8割程度まで幼虫飼育用のマット(土)を入れます。
    幼虫用マットはコバエ等が湧きやすい為、コバエ等が侵入しづらいケースを使用するかケースと蓋の間にコバエ侵入防止シートを挟むことをオススメします。

  • STEP 02

    幼虫の入手

    カブトムシの幼虫を入手します。購入や孵化、採取によって幼虫を入手します。

  • STEP 03

    幼虫の飼育

    幼虫をマットの上に優しく置き、潜っていくのを見守ります。
    その後は定期的にマット(土)を交換してあげましょう。
    マット(土)は乾燥しないよう適切な湿度を保ちましょう。
    ※適切な温度はカブトムシの種類によって異なります。

  • STEP 04

    蛹化と羽化

    幼虫が蛹化する時は、土の中に蛹になるための部屋を作ります。その際は湿ったある程度の量のマット(土)が必要です。
    マット(土)の乾燥と交換は注意して管理しましょう。蛹になった後は暗い場所で安静にしてあげましょう。
    一定の期間を過ぎると羽化して成虫になります。

  • STEP 05

    成虫の飼育

    成虫になったカブトムシをケースに移し、昆虫ゼリーを与えます。
    直射日光を避けて、20℃〜26℃の涼しい場所で飼育しましょう。
    ※適切な温度はカブトムシの種類によって異なります。羽化してすぐは体が固まっていません。また羽化後は1ヶ月から数ヶ月の間、エサも食べずじっとして体を整えます。一定の期間が経ってから触るようにしてください。またゼリーは頻繁に動くようになってから(休眠期間終了後)与えてください。

餌と給餌方法

  • 昆虫用ゼリー

    専門店や市販の昆虫ゼリーをご利用ください。
    エサ台があるとゼリーがひっくり返りにくくなり便利です。
    ゼリーがなくなったら交換してあげましょう。

  • バナナ

    熟したバナナは昆虫が喜んで食べてくれます。栄養もありとても適した餌です。
    スイカやメロンなど水分の多い果物は、昆虫が体調を崩しやすくなる為、オススメしません。

注意点

環境の湿度と温度に敏感です。ケース内の適切な湿度と温度を保つために、湿度計や温度計を使用し、調節することが重要です。
湿度が低い場合は霧吹きなどで水を噴霧し、湿度を上げます。逆に湿度が高い場合は通気を良くし、換気を行いましょう。温度は20~26度程度が適切です。
※適切な温度はカブトムシの種類によって異なります。

FAQ listよくある質問

カブトムシの飼育にはどのくらいの時間と手間がかかりますか?

カブトムシの飼育には一定の時間と手間がかかります。幼虫から成虫になるまでの期間は数か月から1年以上かかることがあります。
また、餌や環境の管理などの手入れも必要です。

カブトムシの幼虫の餌は何が適していますか?

自然下では腐葉土や木の根を餌として食べています。
専門店または市販の「カブトムシ用」のマット(土)をご利用ください。

カブトムシの飼育環境の温度や湿度はどのように管理すればよいですか?

カブトムシの飼育環境の温度や湿度の管理は重要です。
適切な温度は種類によって異なりますが20~26度程度です。湿度は50〜70%を目安にしてください。

湿度が低い場合は霧吹きや加湿器を設置して湿度を上げます。
湿度が高い場合は通気を良くし、換気を行って湿度を調整します。

カブトムシの成虫はどのように飼育すればよいですか?

直射日光の当たらない、20℃〜26℃の涼しい場所で飼育してください。
定期的に餌を与え、霧吹きで乾燥を防ぎます。
より長く成虫に元気でいてもらう為には、成虫同士の争いを避けるために個別のケースに分けて飼育することをオススメします。複数の成虫を一緒に飼育する場合は、できるだけ大きなケースを選び、エサを複数箇所に入れてあげてください。

Type of Beetleお取扱い中のカブトムシ

カブトムシ(外国産)

D.H.ヘラクレス

D.H.ヘラクレス

学名
Dynastes hercules hercules
産地
グアドループ

グアドループ島に生息するヘラクレスオオカブトの原名亜種。世界最大のカブトムシで、最大個体は18センチメートルを超える。
頭部と胸部は黒く、上翅は湿気が多いと黒く、乾燥すると黄色に変化する。

D.H.オキシデンタリス

D.H.オキシデンタリス

学名
Dynastes hercules occidentalis
産地
エクアドル

南アメリカ北西部に生息するヘラクレスオオカブトの亜種。
頭角が比較的まっすぐに伸び、基部の突起は1本が多く、先端手前の突起が板状になる。胸角は細長く、突起は胸角の基部にあるのが特徴。

D.H.セプテントリオナリス

D.H.セプテントリオナリス

学名
Dynastes hercules septentrionaris
産地
コスタリカ サンビト

中央アメリカに生息するヘラクレスオオカブトの亜種。
D.H.オキシデンタリスとよく似ているが、見分けるポイントは頭角先端手前の突起の形状。板状のオキシデンタリスとは違い、棒状の突起となる。

D.H.エクアトリアヌス

D.H.エクアトリアヌス

学名
Dynastes hercules ecuatorianus
産地
エクアドル イスラアナコンダ

アマゾン川上流からアンデス山脈東部(エクアドル)に生息するヘラクレスオオカブトの亜種。
胸角の突起は頭角の突起より基部よりにあり、上翅は黄色の発色が強く綺麗で人気が高い。

D.H.トリニダーデンシス

D.H.トリニダーデンシス

学名
Dynastes hercules trinidadensis
産地
トリニダード・トバゴ

トリニダード・トバゴに生息するヘラクレスオオカブトの亜種。
胸角の突起は頭角の突起と同じくらいの位置から少し基部よりの間にあり、胸角は基部の湾曲が少なく比較的まっすぐに伸びる。胸部は点刻があらく艶が少ない。

D.H.モリシマイ

D.H.モリシマイ

学名
Dynastes hercules morishimai
産地
ボリビア チャパレ

ボリビア西部に生息するヘラクレスオオカブトの亜種。
頭角は縦に幅があり、上翅は黄色味を帯びた黄土色で光沢がある。

D.H.レイディ

D.H.レイディ

学名
Dynastes hercules reidi
産地
セントルシア

セントルシアに生息するヘラクレスオオカブトの亜種。
最大サイズが11センチメートル程で、ヘラクレスオオカブトとしては小型の亜種となる。頭角と胸角の長さが同じくらいに伸びる。
頭角基部突起がある個体はバウドリータイプと呼ばれる。

アトラスオオカブト

アトラスオオカブト

学名
Chalcosoma atlas keyboh
産地
カリマンタン島

3本の大きな角と光沢のある上翔が魅力的なカブトムシ。
コーカサスオオカブトに似ているが、比較すると小型で、頭角に突起がないのが特徴。
気性がとてもあらく、攻撃的な性格をしている。

コーカサスオオカブト

学名
Chalcosoma chiron chiron
産地
インドネシア ジャワ島 アルゴプーロ

3本の大きな角、長い手足、光沢のある上翅が特徴のアジア最大のカブトムシ。
アトラスオオカブに似ているが、コーカサスオオカブトは頭角に突起がある。
闘争心がつよく、幼虫の頃から凶暴。

ネプチューンオオカブト

ネプチューンオオカブト

学名
Dynastes neptunus neptunus
産地
コロンビア サンタンデール

アンデス山脈の熱帯雨林に生息するカブトムシ。
ヘラクレスオオカブトに次いで2番目に大きいカブトムシとされ、大きいものは15センチメートルを越える。
ヘラクレスオオカブトに比べ手足が短く、木を登るのは苦手。

サタンオオカブト

サタンオオカブト

学名
Dynastes satanas
産地
ボリビア コロイコ

頭角と胸角の2本の大きな角があり、胸角の先端から頭部近くまでびっしりと黄土色の毛で覆われているのが特徴。
ネプチューンオオカブトと同様に標高の高い所に生息しており、幼虫・成虫共に暑さに弱い。

エレファスゾウカブト

学名
Megasoma elephas
産地
メキシコ カテマコ

メキシコ南部〜南アメリカの熱帯雨林に生息するカブトムシ。
世界一重いカブトムシで知られ、体を金色(黄土色)の短い毛で覆われているのが特徴。
手足が長く力も強いため、一度捕まるとなかなか離してくれない。

グランディスヒナカブト

グランディスヒナカブト

学名
Spodistes grandis
産地
エクアドル エスメラルダス チュチュビ

ヘラクレスのようなフォルムをした小型カブトムシ。頭角の先端は3股に分かれているのが特徴。
孵化から羽化までの期間は他の中型、大型カブトムシに比べ短く、人気のある小型カブトムシ。

ベルティペスビロードヒナカブト

ベルティペスビロードヒナカブト

学名
Lycomedes belutipes
産地
エクアドル ピチンチャ

烏帽子を被ったような上部に突き出た胸角が特徴の小型カブトムシ。
頭角先端は2股に分かれており、体はビロード状の毛で覆われている。
飼育も比較的簡単で、孵化から羽化までの期間が短く人気のある小型カブトムシ。

マルガリータヒナカブト

学名
Agaocephala margaridae
産地
ブラジル パラー州

カラカネヒナカブト属最大種のカブトムシ。
山吹色の上翅と赤〜緑色の光沢のある胸部、二股大きく分かれた頭角が特徴のカブトムシ。
蛹になる際は繭玉を作り、中で蛹化・羽化を行う。休眠期間は比較的長め。

サビイロカブト

サビイロカブト

学名
Allomyrina pfeifferi
産地
インドネシア スラウェシ島

名前のとおり錆色のビロード状の毛で覆われたカブトムシ。
頭角の先端は2股に分かれ、胸角はヘラ状になっている。
日本のカブトムシに比べると小型で、成虫になるまでの期間も短く寿命も長いため飼育し易く、威嚇するとキューキュー音を出す可愛いカブトムシ。

ティティウスシロカブト

学名
Dynastes tityus
産地
ノースカロライナ

アメリカ合衆国東部に生息するカブトムシ。
現地ではユニコーン・ビートルとも呼ばれる。シロカブト種の中では最小種。淡い黄色の体に比較的短い角が特徴。
羽化後、動き出すまで半年程休眠期間がある。

グラントシロカブト

グラントシロカブト

学名
Dynastes granti
産地
アメリカ合衆国 アリゾナ州

アメリカ合衆国のアリゾナ州に生息する全身が白色の綺麗なカブトムシ。
ティティウスシロカブトに比べ白みが強く大型。
卵の期間が長く、孵化まで半年程かかる場合もある為、飼育にはクセがある。

ゴロファ・ポルテリ

ゴロファ・ポルテリ

学名
Golofa porteri
産地
ベネズエラ aragua

ゴロファ属最大種のカブトムシ。
日本ではノコギリタテヅノカブトとも呼ばる。
鋸歯状の突起が2列に並び前方に長く伸びる頭角に、細長く縦に伸びた胸角、そして長い前足を持った独特のフォルムと山吹色の綺麗な体色が魅力的。

カブトムシ(国産)

カブトムシ(ヤマトカブトムシ)

カブトムシ(ヤマトカブトムシ)

学名
Trypoxylus dichotomus septentrionalis
産地
日本

日本に生息するカブトムシ。
日本国内では昆虫の王様と呼ばれ、子供に大人気の昆虫。
先端が4つに分かれる特徴的な頭角と短い胸角を持ち、黒色の個体から赤みが強い個体まで存在する。日本では夏の間だけ見られる。